2009年度入試 合格体験記

【臨床心理士指定大学院】
京都光華女子大学大学院  人間関係学研究科心理学専攻 他 合格 Eさん
龍谷大学大学院 文学研究科教育学専攻臨床心理学領域  合格 Kさん
京都ノートルダム女子大学大学院 心理学研究科臨床心理学専攻  合格 Mさん
立命館大学大学院 応用人間科学研究科臨床心理学領域 他 合格 Mさん
龍谷大学大学院 文学研究科教育学専攻臨床心理学領域  合格 Nさん
京都光華女子大学大学院  人間関係学研究科心理学専攻 他 合格 Fさん


京都光華女子大学大学院  人間関係学研究科心理学専攻 他 合格 Eさん

大学院受験を希望していたものの、何から始めていいのか、受験に関する情報に加え、大学院自体の情報もほとんど持っていなかった私が入塾を決めたのは3月の終わり頃でした。
入塾前の面談の折、塾長先生の「秋で決めてしまいましょう」と言われた言葉が半年間私を勇気づけてくれました。
仕事をしながらの通学に初めは不安がありましたが、授業は仕事の休みに合わせてスケジュールを組んで頂け、授業のない日にも常に指導してくださる先生がおられるという環境は本当に有難かったです。
大学を卒業して時間が経っていたため、英語も専門科目も知識は白紙に近い状態でしたが、毎週の授業とそれに伴う課題の積み重ねで合格することができました。
他に参考書や問題集を解くことなく、半年間の勉強で受験に成功できたのは効率の良い方法で指導して頂いたおかげに尽きると思います。
必修の授業では研究計画や面接についての指導して頂きました。具体的な対策ももちろんですが、私個人的には受験に対する心構えというか、受験に臨む自分を見つめ直す時間を与えられたことが大きかったように思います。
面接の時、その場しのぎの言葉ではなく自分の言葉で答えられたのはその時間があったからだと思います。
最後に受験を終えての感想ですが、ガチガチに緊張する受験会場に、普段塾で会う顔があるということは何よりホッとさせてくれるものです。
試験は独りで受けるものですが、同じ目標に向かう仲間がいるということは本当に心強いものです!!

龍谷大学大学院 文学研究科教育学専攻臨床心理学領域  合格 Kさん

私は2008年8月に臨床心理士になることを志しました。
指定大学院に進学するために、独学するか、あるいは、予備校に通うべきか1ヶ月間考えました。そして、心理学を勉強したことがなかったので予備校に通うことに決めました。
次に、どこの予備校に通うか考えました。職場から近いこと、そして、体験授業の時に感じた京都コムニタスの不思議な雰囲気に興味を持ち、京都コムニタスに通うことに決めました。
不思議な雰囲気を感じたのは、4つの教室が全て内装も机の配置も異なることからです。それぞれの教室がなぜこのように違った雰囲気を持っているのか、自分で体験して感じてみたいと興味を持ちました。
同年9月に入塾し6ヶ月間本当にお世話になりました。私は、この合格は、講師の先生方、事務の先生、同級生の皆様、そして京都コムニタスという場が持つ力、これらすべてに支えられてのものだったと感じています。
講師の先生方、事務の先生から、英語文法力、臨床心理学の知識、研究計画書作成力、論述力を鍛えていただきました。

英語について入塾前は単語力不足を心配していました。
しかし、塾長に英語読解にはそれ以上に文法力が重要であることを教えていただきました。また塾長に勧めていただいた「日本人に一番合った英語学習法?明治の人は、なぜあれほどできたのか」(祥伝社黄金文庫)を読み、英文を素読することを心がけました。
文法の復習を兼ねて授業でもらったプリントを素読しているうちに、英文を文法に当てはめてパズルのように読み解いていく面白さを知りました。
このお蔭で長文に対する苦手意識を克服することができました。
また、私の担当ではない英語の先生にも英作文の添削をしていただきました。龍谷大学大学院の入学試験では先生に添削していただいた課題と同じ問題が出ました。
自信を持って解答することができました。
次に、半年という短い期間ながら適切な授業計画のお蔭で臨床心理学の基礎知識を身につけることが出来ました。
駆け足で臨床心理学全体をフォローしながらも、現役の臨床心理士ならではのエピソードを交えた授業は深く記憶に残りました。
私の担当ではない心理学の先生や事務の先生も様々な質問に根気よくおつきあいいただきました。先生方から教えていただいた知識からだけではなく、大きすぎることなく小さすぎることもない適度な助力を与えてくださるそのお人柄からも臨床心理学というものに興味を持ちました。
また、研究計画書作成には文献集めから徹底的にご指導いただきました。
塾長の発案から始めた研究計画に向けての調査活動は一生の宝物になりました。
提出間際には全ての先生に見ていただき、手を入れていただきました。
そのようにして完成した研究計画書を読み直し、大学院に進学する決意がいっそう固いものになりました。
論述は過去の入学試験問題を中心に訓練しました。熱心に添削していただきました。
1つの問題に18回の添削を重ねていただいたこともありました。
添削の過程で教えていただいた『カウンセリング初歩』 (ミネルヴァ書房)を読み、臨床心理学や論述に対し、浅いテクニックばかりを欲していた自分を反省しました。
論述のための表面的なテクニックではなく、問いを読み解くとはどのようなことか、論ずるとはどのようなことをさすのか、何度も繰り返し教えていただきました。
心理学の先生から、論述に際しイメージを具体的にする大切さを教えていただきました。
ご自身の体験を教えてくださったり、本を貸してくださったりしました。曖昧な記述になりがちだった私の弱点を鍛えていただきました。

同じ目標を持った同級生に囲まれて勉強することは大きな励みになりました。
同級生と週に1度英単語のテスト問題を作り交換し合いました。
問題を作ることで日本語とは1対1では対応しない英単語の面白さを感じました。
また、クリスマスには手料理を持ってきてくださった方もいました。
研究計画書締め切り直前の緊張から解放していただきました。
富士山の写真を見せていただき、お正月気分を味わったこともありました。
同級生の方と、なぜ臨床心理士になるのか、について語り合ったこともありました。その時にお薦めいただいた『私はなぜカウンセラーになったのか』(創元社)により私自身の動機について改めて考えることができました。
試験当日も同じ会場に同級生がいることで過度に緊張することなく受験できました。
その他にも同級生との何気ない会話によりリラックスしたり刺激を受けたり充実した半年を過ごすことができました。

京都コムニタスという場が持つ力にも助けていただきました。
研究計画書作成中に3人の先生に囲まれて様々な意見をぶつけていただいたことがありました。
3人の先生は皆様、京都コムニタスの卒業生です。
卒業された方がまた戻ってきてご自身の経験や知識を後輩にフィードバックさせていく、このような経験や知識が循環して蓄積されていく京都コムニタスの力に支えられました。
また、4つの教室それぞれが持つ雰囲気に気分を合わせることで楽しく自習時間を過ごすことができました。
先生方や参考図書に近い情報を得る部屋、勉強されている同級生の背中を見ながらやる気を出した部屋、和やかな雰囲気の和室、孤独に集中する狭い部屋、いずれの部屋からも自習をする力を頂きました。

このように魅力的な先生方、同級生が集まる京都コムニタスという場に参加できたお蔭で合格できたと感じています。
全ての先生方、同級生の皆様、そして、京都コムニタス様、本当にありがとうございました。

京都ノートルダム女子大学大学院 心理学研究科臨床心理学専攻  合格 Mさん

私が大学院受験を真剣に考え、勉強を始めたのは大学を卒業してから1年がたった時でした。
高校1年生の時に勉強を完全に放棄し、その後別の事に熱中していたため心理学も英語も全くできないという状態でした。
特に英語は酷く、文法もまったく分からない、単語もほとんど知らないといった状態だったので、心理系の英文が読めるはずもなく最初は途方に暮れていました。
その後このままではいけないと感じ、6月から思い切ってHe is a teacher.などの初歩からやり直し ました。
大学院受験なのに中学生から再スタートです。しかし一見遠回りに思える学習方法ですが思いのほか良く、文法を一から綺麗に覚えることによって文章の見え方、とらえ方がまったく変わり、秋ごろにはそこそこ文章が読めるようになりました。
その後コムニタスに通い始め、英文を自然な日本語に訳すためのトレーニングなど応用的な事を学びました。
コムニタスでは先生が大変身近にいらっしゃるので質問がしやすく、いつも細かく教えてくださった事が良かったです。
また授業以外に個別で教えて下さる時間があるため、その時に志望校の過去問の読み合わせなどをして頂きました。
結果として2月には大学院に合格できるだけの英語力を身につける事ができ、頑張ってよかったと強く感じています。
英語が苦手な学生さんや勉強からしばらく離れていた社会人の方も諦めずにぜひ頑張ってほしいと思います。
また、心理学や研究計画書、志望理由書、面接についても非常に丁寧に教えて頂きました。
研究計画書については毎週のように疑問点や不十分なところを徹底的に指摘して頂き、何度も修正しました。
そのおかげで面接で研究計画書について非常に細かい部分まで質問された時にも順調に答えることができましたし、さらには面接官の先生方に「先行文献など良く調べられていますね。」と面接中にほめて頂きました。
私がコムニタスに通って特に良かったと感じた事は、上でも述べていますが先生方が非常に身近にいらっしゃるので質問がしやすかった事、授業以外の時間にも個別でしかも丁寧に教えて下さった事です。
このおかげで授業で分からなかった部分が解消されただけでなく、自宅学習で分からなかった部分も解消することができました。短期間にかなり学力を向上させる事ができたと思います。
いつも親身になって教えて下さり本当にありがとうございました。コムニタスで学んだ事を基に、大学院でもがんばっていきます。

立命館大学大学院 応用人間科学研究科臨床心理学領域 他 合格 Mさん

私は、40歳をとうに過ぎています。おまけに心理学の専門知識はなく、英語も大学卒業以来触れることのない生活を送っていました。
そんな私が、大学院に複数合格できたことは、一重にコムニタスのお陰と、とても感謝しています。
私が入塾した当初の目的は、モチベーションを維持するためでした。
仕事を辞め受験勉強に専念しようと決意したのですが、その決意を持続できるか不安だったからです。
しかし、結果としては、それだけでなくそれ以上の多くのものをコムニタスから得ることができました。私なりに、そんな多くのことを与えてくれたコムニタスのすばらしさを分析してみると、「しっかりとした基礎」「的確な情報」「コミュニケーション」の3点が挙げられるのではないかと思っています。
この3点について述べることで、私の「合格体験」をお伝えします。

まず、「しっかりとした基礎」というのは、それぞれの科目で学ぶべき基礎を繰り返し伝えられるということです。
それにより、自分がその科目で学ぶべき「軸」「骨組み」をしっかりと築くことができました。
それは、例えば英語でいうと、「前から!」や「目的語、補語をしっかりつかめ!」であり、心理学や必修でいうと「問いの設定と根拠の提示」や「具体化」です(分かりにくい’例えば’ですが、詳しくは入塾して確認して下さい)。
この「軸」「骨組み」を築くことができたので、私のように専門知識のないものでも、自分が何を学んでいくべきかという方向性をもつことができたのだと思います。
次に、「的確な情報」というのは、過去の経験による豊富な情報を基にした、まさに的を射た授業内容であるということです。
これは、試験本番でつくづく感じました。
授業で習ったことが試験に出ていて、すんなりと問題を解くことができました。
驚きとともにコムニタスの凄さを改めて感じました。
また、先の「しっかりとした基礎」の上に「的確な情報」を肉付けしていくことにより、ただ知識を詰め込んでいくというのでなく、納得のいくかたちで理解していくこともできました。
最後に、「コミュニケーション」というのは、授業でのコミュニケーションは勿論のこと、授業以外でも、先生や塾生同士で分からないことを確認し合えるコミュニケーションの場が十分にあるということです。
研究計画の作成では、先生に時間の制限なくとことんまで付き合っていただけました。
英語の読み合わせや論述問題の解答方法などでも、納得いくまで付き合ってもらえ、かなり実力を養うことができました。
また、自習時間には、他の塾生と語り合うことで勇気を与えてもらえました。
ともに戦う仲間がいると思えることで、折れそうな心をもち直すことができました。

以上、私が思うコムニタスのすばらしさをあげてみました。
これらは、単に「受験のための知識を得る」というだけでなく、今後私が学問を行っていく上で身につけておくべき大切なことでもあると思います。
コムニタスのお陰で、単なる「合格体験」というよりも、本当に「すばらしい体験」ができました。
これから受験される方も、是非、コムニタスを信じて進まれれば、きっといい結果がでると思います。私に、このようなすばらしい体験をさせて頂いたコムニタスの皆さん、本当にありがとうございました。

龍谷大学大学院 文学研究科教育学専攻臨床心理学領域  合格 Nさん

私は以前から、心理士の職に就きたいと考えていたのですが、それでも入塾する際、就職するか進学するかでまだ迷っている状態でした。
しかし、体験入学のために塾を訪れた時、先生方と話し合い、後悔しない道を進みたいと考え進学することを選択しました。
その後塾で勉強し始めると、自分の知識のなさを知りました。
特に一番最初の心理の授業に出た時、心理の授業では毎回行うキーワードテストを受けたのですが、私は全く回答出来ず、一緒に授業に出ている他の塾生はすらすら回答していたので、とても焦りました。
しかし何回か授業に出ている内に、キーワードを覚えるコツを掴み、回答できるようになりました。
私は英語が昔から苦手だったので、授業の予習に苦労しました。
しかし基礎から教えていただき、少しづつ英文が読めるようになった時は嬉しかったです。
また必修の授業では、面接対策など院試対策についても学びましたが、院に入ってからの話もしていただけたので、授業に出るたびもっと勉強を頑張ろうという気持ちになれました。
受験勉強をしている間は、落ちたらどうしようという考えが頭から消えず、不安になることがありましたが、先生方や塾生に相談したり、色んな話をすることで気持ちを切り替えることが出来ました。
私にとっては、受験やコムニタスに通えたことは、単に知識だけではなく、様々なものを得られた期間だったと思います。

京都光華女子大学大学院  人間関係学研究科心理学専攻 他 合格 Fさん

私にとって大学院に進むことは、大学に入学するときから決めていました。
しかし、大学の1回生から3回生まで部活に打ち込んでおり、全く対策を立てていませんでした。
そのため予備校に通うことになっても危機感はなく、バイトも始めてしまい、結局予備校にいるときにしか勉強時間がとれませんでした。
そのため前期の院試はどの学校の一次試験も通らず、後期の試験にかけることになりました。
試験に落ちてはじめて危機感を感じました。
「勉強をする時間がないから仕方ない…。」そういうことを言い訳にして逃げてきた自分に向き合わなければいけないと気がつきました。

後期の受験勉強にあたってバイトを辞め、予備校の空いている時間はできるだけ予備校に来て、勉強時間を確保するようにしました。
英語も心理も先生にできるだけ聞きにいくようにしました。
前期の試験前では抱かなかった、力がついてきているという自信を感じるようになりました。
何度も悩んだり、悔しくて泣いたりしたこともあったけどその経験が受験までのモチベーションを保つ要因の1つになったと思います。
また、研究計画や卒論などの出願書類も何も案が無い所から完成まで一緒に考えていただき、提出に漕ぎ着けることができました。

コムニタスに来て良かったと思うことは勉強や研究計画の指導をしていただける以外にもう1つあると私は感じています。
コムニタスに来れば、一緒に勉強を頑張ったり、励ましあったり、時にはくだらない話もできます。
受験は自己責任で立ち向かわなければなりませんが息抜きも大切です。
受験は本当に長期戦で1人で抱え込むと落ち込んで前向きに考えられないことも多いです。
そんなときにぽろっと本音を言える相手がいて、それをお互い経験していると分かるだけで1人じゃないと思えるようになり大きな支えになります。
自分の受験の結果が思うように出なくても、自分のことのようにみんなの合格を喜ぶことができました。
このような環境のなかで勉強に取り組み、無事合格することができました。
合格を手にしたとき、「最後まで諦めなくてよかった!!」と嬉しくて涙がでました。
同時に私には真剣に自分に向き合うために後期まで勉強することが必要だったのだと感じました。
この経験はこれから臨床心理を学び、実践していくにあたっても大切にしたいと考えています。
これから大学院を受けようとしている方も最後まで諦めずに合格を目指して頑張ってください!!